Yoshiのつぶやき。

今日のChez Yoshiは…

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原稿のその先にあるもの

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プロ意識を持って働く。料理もスタッフも一流の集まりです。

お金をいただいて、お料理と共にステキな時間を過ごしていただく。
だからお料理もサービスも一切の妥協をしません。

仕事ってそうあるべきじゃないですか?


---常に仕事と真摯に向き合うオーナー。
あなたはバイトを、「たかがバイト」と捉えますか?
いえ、「されどバイト」

プロとしてフランス料理店に立ってみませんか?

未経験でもココなら大丈夫!!

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これ、なんだか分かります?

うちの店の求人募集の原稿のサンプルです。

あのー、もう一度言いますけど、うちの店「Chez Yoshi」の求人の原稿のサンプルです。

まぁ、成り行きを初めから説明しますと、いつもうちの店の求人は、タウンワークで募集をするんですが、ちょっとしたご縁もあって、初めて浮気して、他の媒体に、反応の比較も兼ねてお願いしたんです。

いつものタウンワークなら、もう10年以上の付き合いになるんで、阿吽の呼吸で、詳細だけを手軽に電話で指示して、その後、FAXで見本を送ってもらって、それに訂正があれば、送り返して、「はい、終了!」という流れなんですが。

いかんせん初めてお付き合いする求人広告の媒体ですし、文字もいくつまで放り込めるかわからないし、太字に出来る行数も分からないし、とりあえず、営業担当の人に、

『店のチラシとホームページと、後、僕と喋って伝わった事を参照にして、とりあえず、一回サンプルみたいなものを作ってみて』

って言って、出来上がったものが、上の文章です。



ココで働きたいと思う学生さんいます?(笑)


ちなみに、今いるスタッフ達に、上の文章だけ見せて、

「これ、どう思う?」って聞いたら、

「え?近くに新しいフランス料理屋さん出来るんですか?」やって(笑)


でしょうねぇ。

そうなるよねぇ。


突っ込みどころはいっぱいあるけど、まず一番に、この高圧的で厚かましい、どこか怪しい自己啓発セミナーを想像させるこの文章で、応募してくる人がいたとしたら、よっぽどのナルシストか、文章の読解力のない人やと思います。


”プロ意識を持って働く”  のに、未経験でも大丈夫??
 
”アルバイト募集”  言うてんのに、プロとして店に立つ??

”仕事ってそうあるべき”  って押売りであるべきなん??

”料理もスタッフも一流の集まり” 一流の店が自分で一流って言うか??

”お金を頂いてステキな時間を過ごしていただく” だから一切の妥協をしないのか??


まぁ、とんちんかん!!(笑)


僕でも、絶対こんな恩着せがましい店で働きたいなんて、1ミリも思わんよね。


残念です。


あまりにもひどい内容だったので、訂正とかのレベルじゃなくて、

『根本から考え直して。

僕がどう書いたら喜ぶかっていう視点じゃなくて(こんなんで僕喜びませんが・笑)、僕が欲しいと思ってる人材が見て、喜ぶ文章を書いて欲しい』とお願いしました。

当たり前なことだと思いません?


アパレルの店員さんの求人広告で、

”センス抜群の人募集!!”

と書いたところで、ホンマにセンスのある人が、そんなダサい文章に惹かれるだろうか?


今、フト思い出しましたが、昔、フリーペーパーの結婚相手募集のコーナーにあった

”頭脳明晰な、控えめな方、是非連絡ください!!”

と書いてあったメッセージに、その通りの人からの連絡があったのか、是非、聞いてみたい(笑)

まぁ、いろいろ残念なんですけど、この今回お話した媒体が大手の「an」なんですよね。

しかも、文章だけかく専門のスタッフがいて、この仕上がりです(T_T;)

事務所に閉じこもって、資料だけ見て、ただ、インパクトのあるフレーズだけをツギハギして、文章を繋いだだけで、その先にある人、つまり、広告を載せる僕と、それを読む受け手、つまりバイト希望の人の気持ちを全くわかろうとせずに書いてんでしょう。

ただ、anの営業担当の人は、非常に感じのいい、出来る方だったので、結局、その人自身が、文章を書き直してくれて、このひどい原稿と、anの名前を公表して、このブログに書かせてもらうことを条件に、今回お願いすることにしたんですが。(約束通り、書かせてもらいましたよ・笑)



あと、一番残念なのは、僕の言っていることや、ホームページを見て、サンプルを作ってみたらこのように出来上がったという悲しい事実(笑)

やっぱそんな風に、頑固オヤジみたいに思われてんのかなぁ??

年をとったんかなぁ~? 威厳とか嫌やなぁ~(笑)


ちなみに、「これ、どう?」って見せて、

「この条件やったら、私達全員クビですね」と、笑いながら言った、プロ意識を持ってホールに立っている、Chez Yoshiの一流の集まりのスタッフの子達は、お客様のいないところでは、僕にタメ口です(笑)



代筆:必死で敬語を使っていたけれど、段々とタメ口が増えてきた平日昼間の主婦のパート
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  1. 2013/04/26(金) 18:46:33|
  2. 未分類

古巣

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この間、ふと思い立って、宝ヶ池の国際会議場に行ってきました。

このブログで言ったこともあるかもしれませんが、僕の料理人としての第一歩はここから始まりました。

まだ今みたいに、就職難でもなかった時代に、四年制の大学の法学部を出て、いきなりコックになると、ワケのわからないことを言い出した僕を、暖かく受け入れてくれたありがたい場所です。

まあ人手が足りなかっただけかもしれませんが…(笑)


もちろん、料理学校も出てない、包丁も握ったことのない僕を、コックとして雇ってくれるところなんて、他にあてもなく、、、
大学時代からバイトしていた、ここしかなかったと言えば、そのとおりなんですが、、、


本当にいろんなことを学ばしてもらいました。


嫌がらせ、コックのしきたり、封建制度、ホテルのプライド、そしてやっとこさで調理。

料理じゃないですよ、あくまで調理です!!


今思えば辛いことが、多かったような気がしますが、それでもコックの人数が多かった分、気の合うコックさんもたくさんいて。


「浅川も大変やな」

と言っては、ご飯を食べに連れて行ってくれたり、銭湯に一緒に行ったり、蕎麦打ち行ったり、本当にお世話になった人が多い場所なんです。


八年ぶりぐらいに、何の連絡もせず、突然行ったんですが、まだ、五人だけ知っている先輩が残っていて。

しかも、僕をすごく可愛がってくれた五人が、上から、総料理長、副料理長、課長という具合に、料理場のトップ5を独占して、出世してはりました。

それはさておき、(もちろんすごく嬉しいことなのですが)

八年ぶりに顔を出した僕を、本当に暖かく、口悪く、いじりたおしてくれはって、本当に心地よい時間を過ごさしてもらいました。

やっぱり、いくつになっても、どんな立場であろうとも、後輩はずっと後輩なんです。


僕はそこですごく人間関係を学んだのかもしれません。

今でこそ、偉そうに、自由気ままにしているように、とりわけ思われがちな僕ですが(笑)、一応見習い期間みたいなものがあったんですよ。

嫌なこともすごくたくさんあったんだと思います、多分。

今となってはあまり覚えてなくて、楽しかった、馬鹿やってた思い出話しか、この間も一切しませんでしたが…(笑)

勇気を持って久々に行ってよかった。

今のChez Yoshiのような個人店じゃなく、20人以上のコックさんが在籍していて、チームがあって、年功序列があって、派閥みたいなものがあって。

会社というものに、生まれてこのかた、一度も勤めたことのない僕にとって、そこは修行の場でもあり、社会を学ぶ場でもあり、両方の役割を果たしてくれていたわけで。

なんか感無量です。

「お前相変わらずやな」とか「ちゃんとやれてんのか」

とか言われる度に、

その放った言葉の悪さの裏腹のやさしさに、すごく温かい気持ちになった。


そう、間違いなくここは僕の古巣なんだなと。

そしてその古巣は、この不景気の中、今年すごく忙しいらしい。


パリのシェアンリといい、僕はここに居たんですよと、胸を張って言える。

そして、この人たちに、僕は料理のいろはを教えてもらったんだと、誇りに思える。


そんな古巣があるから、僕はもっともっと頑張れる。
  1. 2013/04/19(金) 22:29:26|
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ポジティブ

最近、面接をしています。

面接をしていて思うんですが、性格や長所などを聞いた時に、

やたらと、負けず嫌いだとか、ポジティブです、とかいうことを答える学生の人が多い。

別に構わないとは思うんですが、そういう人に限って、履歴書をよく見てみると、アルバイトを数ヶ月で辞めていたり、クラブ活動をしていなかったり、勉強嫌いだと言う。

なにか、納得がいかないんですよね、僕は。

もしかして、友人とカラオケしてる時にポジティブなのか?

もしかして、家でゲームをしている時に、負けず嫌いなのか?

それとも、単に親が成績悪かったり、バイト続かなかった時に、

「気にしたらあかん、ポジティブにいかな」

とむやみやたらに慰めているんでしょうか??

そういう、ポジティブや負けず嫌いなんて、社会は元より、もちろん、Chez Yoshiでも、

なーーーんの役にも立ちません!!

僕は思うんです。

学生である以上、成績が悪かったら落ち込んで、それから何クソと思って勉強すればいい。

勉強が嫌いで、自分には向いてないなら、それ以外に負けない事を磨いていこうよと。

ミスをして、反省して、落ち込むところまで落ち込まなきゃ、いくらポジティブというても、それは単なる、現実逃避の手段に過ぎない。


ゆとり教育なのか、時代が変わって、僕の考え方が古いだけなのか、簡単に、ポジティブですとか、負けず嫌いです、とか言う人に違和感を感じる。


本当にポジティブで負けず嫌いな人達は、果たして、自分でそう言うだろうか?


僕の偏った考え方かもしれませんが、

《明るく、楽しく、前向きに!!》

みたいな、小学校の黒板の横に掲示されてる標語の様な、ほんと上っ面だけの、聞こえのいい言葉だけが美化されて、必要以上に乱用されているような気がしてならない。

あの、私事で申し訳ないですが、皆さんはどう思われているか分かりませんが、僕、結構ネクラですよ(笑)

小さなミスしただけでも結構気にするし、落ち込むし。

『美味しかったです』と言ってくれたお客さんに対してでも、

「気を遣ってくれたんちゃうか?」とか、

「いつもより、笑顔が少なかったけど、本当なんやろうか?」とか考えてしまうし。


はい、完全ネガティブです(笑)


でもね、だからこそ、ポップに店を出来ると思うんですよ。

明るく、楽しく、元気なだけで、なんの気のきかないポジティブなだけのホールの子や、シェフがいるレストランなんかに行ってしまったと想像してみて下さい。


そんなの、ただの、地獄絵図ですよ(笑)



最近、うちのホールの子達が、お客様に褒められる事が多くなってきて、僕も彼女らよりも嬉しく感じています。

でもそれは、僕に毎回、すごく褒められて、励まされて、『あんまり気にしないで、気持ち切り替えて、ポジティブにやって』って言われて、やっているんじゃないんです。

裏で、僕にめちゃくちゃに怒られて、時には涙して、それでも奥歯をグッと噛み締めて、ホールに立っている訳です。

いくら僕と楽しそうにやっているように見えても、サークル感覚で、ノリや楽しさだけで、やってるわけじゃないんです。

僕はそういう、うちの子達に、ポジティブという言葉をつかってあげたいんですよね。

多分、彼女達は、自分では決してポジティブだ、などとは思ってないんでしょうが(笑)



僕が、この文章をノートに下書きしている時、うちで一番長いこと働いてる子が見て、

「私らはわかってるからいいですけどね。こんなん書いてたら、シェフ誰も応募してくれる子、いなくなりますよ」

と、苦笑いしながら言い放った一言に、

『あいつも数年前は、僕にめちゃめちゃ怒られて、泣いてたのになぁ。強くなって、対等に、色々言うようになったわ』

と僕の胸に突き刺さった(笑)


皆さん、これが、ポジティブで負けず嫌いということですよね??



代筆:誰もいない休み明けのChez Yoshiで代筆させられている、ポジティブな平日昼間の主婦
  1. 2013/04/10(水) 18:42:22|
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