Yoshiのつぶやき。

今日のChez Yoshiは…

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古巣

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この間、ふと思い立って、宝ヶ池の国際会議場に行ってきました。

このブログで言ったこともあるかもしれませんが、僕の料理人としての第一歩はここから始まりました。

まだ今みたいに、就職難でもなかった時代に、四年制の大学の法学部を出て、いきなりコックになると、ワケのわからないことを言い出した僕を、暖かく受け入れてくれたありがたい場所です。

まあ人手が足りなかっただけかもしれませんが…(笑)


もちろん、料理学校も出てない、包丁も握ったことのない僕を、コックとして雇ってくれるところなんて、他にあてもなく、、、
大学時代からバイトしていた、ここしかなかったと言えば、そのとおりなんですが、、、


本当にいろんなことを学ばしてもらいました。


嫌がらせ、コックのしきたり、封建制度、ホテルのプライド、そしてやっとこさで調理。

料理じゃないですよ、あくまで調理です!!


今思えば辛いことが、多かったような気がしますが、それでもコックの人数が多かった分、気の合うコックさんもたくさんいて。


「浅川も大変やな」

と言っては、ご飯を食べに連れて行ってくれたり、銭湯に一緒に行ったり、蕎麦打ち行ったり、本当にお世話になった人が多い場所なんです。


八年ぶりぐらいに、何の連絡もせず、突然行ったんですが、まだ、五人だけ知っている先輩が残っていて。

しかも、僕をすごく可愛がってくれた五人が、上から、総料理長、副料理長、課長という具合に、料理場のトップ5を独占して、出世してはりました。

それはさておき、(もちろんすごく嬉しいことなのですが)

八年ぶりに顔を出した僕を、本当に暖かく、口悪く、いじりたおしてくれはって、本当に心地よい時間を過ごさしてもらいました。

やっぱり、いくつになっても、どんな立場であろうとも、後輩はずっと後輩なんです。


僕はそこですごく人間関係を学んだのかもしれません。

今でこそ、偉そうに、自由気ままにしているように、とりわけ思われがちな僕ですが(笑)、一応見習い期間みたいなものがあったんですよ。

嫌なこともすごくたくさんあったんだと思います、多分。

今となってはあまり覚えてなくて、楽しかった、馬鹿やってた思い出話しか、この間も一切しませんでしたが…(笑)

勇気を持って久々に行ってよかった。

今のChez Yoshiのような個人店じゃなく、20人以上のコックさんが在籍していて、チームがあって、年功序列があって、派閥みたいなものがあって。

会社というものに、生まれてこのかた、一度も勤めたことのない僕にとって、そこは修行の場でもあり、社会を学ぶ場でもあり、両方の役割を果たしてくれていたわけで。

なんか感無量です。

「お前相変わらずやな」とか「ちゃんとやれてんのか」

とか言われる度に、

その放った言葉の悪さの裏腹のやさしさに、すごく温かい気持ちになった。


そう、間違いなくここは僕の古巣なんだなと。

そしてその古巣は、この不景気の中、今年すごく忙しいらしい。


パリのシェアンリといい、僕はここに居たんですよと、胸を張って言える。

そして、この人たちに、僕は料理のいろはを教えてもらったんだと、誇りに思える。


そんな古巣があるから、僕はもっともっと頑張れる。
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  1. 2013/04/19(金) 22:29:26|
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