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Yoshiのつぶやき。

今日のChez Yoshiは…

生きるということ。

休みの日、雨が降ってるとき、皆さんはどう過ごしてますか?
テレビを見ますか、ビデオ借りてきますか、映画館や美術館に行きますか、車で食事にでかけますか、家でダラダラすごしますか?
雨の日は気分が暗くなりますか?

僕は雨のたびに、ある友達の事を思い出します。
彼は僕にこう言いました

『ヨシ、人は生まれながらに平等じゃない。家庭が貧しかったりたり、裕福だったり、容姿が劣ってたり、かっこよかったり、肌の色が白だったり、黒だったり。
でも、世界中、誰にでも平等なものが一つある。
時間の早さだ。
アフリカのジャングルで過ごすインディアンにっとっても、ニューヨークの高層ビルの中で、一日過ごす人にとっても、一日は24時間やし、一時間は60分で、一分は秒針が一回転したらだ。
だから何をしていても、勝手に時間が、早く過ぎ去っているなんてことはない。それをするという事を、ヨシおまえ自身が選択してるんや。
一時間テレビ見てたんやったら、お前がテレビ見ることで、秒針が60回、回転させることを選択したということや。そういう自分の1分の選択の積み重ねが、一時間になり、一日になり、一年になり、積り積もって、人生になるんや。』って。

かっこよくないですか~?(笑)
さすがヨーロピアンやよな(笑)
 
このときはそうでもなかったんやけど、この言葉後になってから、だんだんと心に響いてきて。
特に日本に帰ってきて、お店するまでの7ヶ月間って、ほんと一日の拘束がなんもなくて、下手したら一日なんもせんでも、時間だけが過ぎていく感じだって。
あまりにも自由すぎて、30歳で無職という自分の境遇に怖くなったときに、よくこの言葉の意味をかみしめてたんですよ。

時計の秒針をずっと見つめながら、飯も食わずに、ずっとフランスから持って帰ってきたCDを聞きながら、時々、おかんに

『あんた大丈夫?気晴らしに外でも行ったら?』

と心配されつつも、心の中で、

『うるさい、俺は今何もせえへんことを選択してんねん。この一分を、一時間を、秒針を見ながら過ごしてんねん』って黙ってました。

普通に怖いですよねえ、なんも言わへんそんな息子(笑)

でもね、今それがあったから、今日があると思ってるんですよ。
日常生活していて、なかなかないでしょ、そんなことできる時間?

僕いまだに、雨が降ったときに、時々やるんですよ、これ。
皆さんも是非一度やってみてください。
10分でもいいです。ただただ、ずっと時計の秒針を見つめていてください。
意外に長いなあ、一分って、10分って、ってきっと思うはずです。

そうしてたら、なんか元気になってくるんですよ。時間って結構あるやんって。
仮に一日ダラダラ過ごしたとしても、
『今日はこんなに長い間ダラダラ出来た。充実したなあ』
って絶対思うはずです。
あるいは、『明日10分早く仕事から帰ってこれたら、あれをしよう』とか、自然に思いますよ、きっと。

要約すると『時は金なり』っていう、なかなか心まで届きにくい言葉になるから嫌なんですけど、だまされたと思って、10分だけ何も考えずに、ただ秒針を見つめてみてください。
生きるっていうことを考えさせられますよ(笑)

ちなみ僕がこの話を聞いたときは、朝4時頃で、話を聞いてた場所はクラブの中にあるバーカウンターで、友人のクリストフはナンパで女の子に次々とフラれた後で、べろんべろんに酔っ払ってました(笑)
そりゃあ、そん時は心に響かへんちゅうねん!!(笑)
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  1. 2008/08/28(木) 23:56:34|
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